福井県ツーリング 2011/4/30 敦賀〜鯖街道
俺「気比の松原に行ってみない?」
昨日どこかで通ったときにちらっと見た看板を思い出して、相方の妻に聞く。
妻「なにそれ?」
近くにあるんだけど、日本三大松原のひとつらしい。
詳細は、ウィキペディア先生の解説を抜粋。
気比松原(けひのまつばら)とは、福井県敦賀市の景勝地である。三保の松原、虹の松原と共に日本三大松原として知られ、1934年(昭和9年)に国の名勝に指定されている。また、若狭湾国定公園の一部にもなっている。
敦賀湾の奥に面する部分のうち西側半分がこの松原である。400,000平方メートルの広さの中に17,000本の各種の松が並び、夏には浜辺が海水浴場として賑わう。日本における海岸の松林はクロマツが多いが、気比松原ではアカマツが85パーセントを占める。江戸時代以来松原は敦賀および北陸の名勝として知られてきたほか、今日では日本の白砂青松100選にも指定されている。
てなわけで、ホテルを出てまずは気比の松原を目指すことに。
といってもホテルからは10分ほどであっけなく到着。
そこは、日本三大松原の名前にふさわしい景観だった!
朝の砂浜って、いいねぇ…。
敦賀湾の一番奥にあたるところなので、左右に陸地が見える。
左側が敦賀半島で、右側が東尋坊とかあるほう。
しばし、朝の砂浜の空気を堪能。
実は帰りのルートについてはなんにも考えていなかった。
出発の朝の段階で、琵琶湖の西側鯖街道をと大って、琵琶湖大橋を渡ってから名古屋に帰ろうということになった。
とりあえず、最初の目的地は道の駅若狭熊川宿!
まずは、気比松原から左手に見える敦賀半島を横断する県道33号を走ってみることに。
…ぶっちゃけて、特に目立った景観もなく、楽しいワインディングもなく。
さらっと抜けて、国道27号を南西方向に進む。
ところがこれが大渋滞。
このままじゃまずい!と判断して、昨日2階通った若狭梅街道に逃げ込んだ。
若狭梅街道から、国道27号を並走するルートでしばらく進む。
これが大正解!
視界の広い農道をのんびり走れた。
27号に合流してからは一気に南下!
信号もちょこちょこあったけど、渋滞もなくなっていてスイスイ進む。
あっけなく国道303号に入ることになった。
予定よりもかなり早過ぎる流れ。
303号も流れるように進み、予定より1時間も早く道の駅若狭熊川宿に到着。
ここは鯖街道一番の宿場町として栄えた場所。
今も古い町並みが残っているらしい。
ここで妻ご所望の焼き鯖寿司を買って行きたかったんだけど…。
売店の営業は10時から…
あまりにも早く着きすぎて自販機しか空いていないし…
実はこの日は、昨日の午後とは打って変わって風が強く、はっきり言って寒かった。
昨日の午前と同じような感じ。
妻も昨日の走行と今朝の寒さで一気に疲れが出たみたい。
とりあえず、自販機であたたかい飲み物を買って、休憩室で一休み。
このまま待っているのも面倒なので、焼き鯖寿司は次の道の駅くつき新本陣に譲って、出発することに。
道の駅の切符、欲しかったなぁ。。。
若狭熊川宿を後にして、再び国道303号を南下する。
鯖街道を通って、道の駅くつき新本陣を経由し、琵琶湖大橋の西側にある、道の駅びわ湖大橋米プラザを目指す。
若狭梅街道からのルート
強い風の吹く中、道の駅若狭熊川宿を出発する。
国道367号に入ってからは、ほぼまっすぐの道。
なだらかなカーブが続き、道の両側には杉林。
天気のせいか、道は暗く感じる。
妻「昔の人は、ここを通って鯖運んでたんだよねー。
私なら心細くて絶対できないよー。」
たしかに、心細くなるような道。
天気がよければ、快走路なんだろうけどなぁ…。
ちなみにこの日、敦賀とか若狭道のあたりは風速10mを超えていた。
と、そこへ突然杉林の終了。
道がひらけたと思ったら、道の駅くつき新本陣は目の前だった!
道の駅の駐車場には、数台のバイクが止まっていた。
ネイキッドあり、アメリカンあり、モタードあり、BMWあり、ハーレーあり。
ごっちゃごちゃのマスツーリングっぽい。
道の駅くつき本陣では、念願の焼き鯖寿司を購入。
その場で食べる小さいヤツと、家に持って帰る中くらいのやつを購入。
そういえば、福井からここ鯖街道にかけて、すれ違うライダーはよく挨拶を返してくれる。
だいたい基本的にこっちのほうから会釈するんだけどね。
こういうのが、バイク乗りの醍醐味のひとつだよね。
クルマに乗る人にはわからないかもしれないけど、バイク乗りって「バイク」って共通点だけでもしっかり繋がってるんだよね。
だから、マナーの悪いライダーを見ると残念な気持ちになるんだけど。
気をとりなおして、くつき新本陣を出発!
ここから先は、しばらくまだ春を感じさせる安曇川と並走して進む。
どこだったか、川の向こうに立派な枝垂れ桜があったなー。
この他にも安曇川の周りはところどころ桜が咲いていて、花見をしている人も多くいた。
安曇川沿いに平和な感じの穏やかな道。
かと言って、テンションが上がるほどの道でもないんだけど…。
しかも、風めっちゃ強いし、寒い。
そろそろ琵琶湖大橋に向かうには、鯖街道ともお別れという頃、
テンションが上がってしまう看板を発見。
俺「レインボーロード!?
今度こそ本当にレインボーロード!!」
思わずマリオカートの音楽を口ずさみつつ、交差点を左折。
そして、マリオサーキット以上になんの変哲もないレインボーロードを、がっかりしながら道の駅びわ湖大橋米プラザへと向かったのだった。