三河湾周遊タンデムツーリング 2011/5/2 蒲郡〜伊良湖岬

いまいちな天気のおかげで、がっかりとした三河湾スカイラインを抜け、今度は渥美半島に向かってバイクを走らせる。

天気はよくなるはずもなく、むしろ寒いくらいで…。
途中のサークルKカイロを買って、お腹に貼って走る

もう5月なんですけどねぇ。


再び国道23号に入り、渥美半島の根元まで。
途中豊川橋のあたりから、いかにも港湾地帯といった感じ。
加工にかかった橋をいくつか抜け、国道259号線との交差地点から進路を西へ変更。

このあたりは田原街道と呼ばれる道路らしい。
その名のとおり、田原市を横断する道路。

畑があったり住宅地があったりする道路で、トコトコのんびり進む。


そんなこんなで、パッとしない道路を進んでいると、道の駅田原めっくんはうすの看板が!

ようやく本日最初の道の駅に到着。


いつもは岐阜の道の駅が中心だけど、さすがに渥美半島の道の駅は岐阜県とは売っている商品が違う。
田原名産のメロンを使ったおかしやワイン、海産物のあさりを使ったせんべいなどが並ぶ。



そして、妻が狙いを定めたものは…




妻「ねーねー!キャベツ買って帰ろうよー!2個で100円だって!こんなに大きいのに安くない?絶対名古屋じゃこんな値段じゃ買えないよー。」

俺「…それ、大きすぎてケースに入らないよね?」

妻「田原のキャベツは甘くて美味しいんだってー!」

俺「いや、でも入らないよね?自分で持つんなら買ってもいいよ!」



結局、ぶーぶー言いながらもキャベツは買わず、道の駅の切符だけを購入して、次の道の駅へと向かう。





今度は渥美半島の南側、国道42号にわたって、道の駅あかばねロコステーションへ!

…えぇ、国道42号もイマイチな感じでした。

せめて海際を走れればいいのになぁ…。


めっくんはうすからあかばねロコステーションまでも、あっという間。
春の畑の風物詩、牛フンのニホヒのする道を進むと、道路左手に道の駅あかばねロコステーションが。


ここは比較的新しい道の駅で、施設も綺麗。
海沿いのカフェテラス的なおしゃれな建物でした。


中も充実していて、渥美半島名物のメロンをカットで食べられるところがあったり、
地元の肉屋さんがだしているフランクフルトやさんもあったり。

早速フランクフルトをいただきました!
肉屋さんがやっているフランクフルトだけあって、うまい!!

どうも調べてみると、田原Πポークという、田原さんの豚肉を使用しているようです。

これは、うまい。
自分の中のフランクフルトランキングの堂々3位にランクインです!

ちなみに、1位は道の駅藤橋で食べられる森本工房のフランクフルト。
2位は道の駅賤母で食べられる三河ポークのフランクフルト。


ここでも道の駅切符を購入。
そして、売店のおねーさんにどうしても食べたかったアレを尋ねた。

俺「大アサリはどこかで食べられませんか?」

おねーさん「ここのレストランでも食べられますよ!」

あぁ、そうなんだ。レストランで食べられるんだ。
と、思ったらおねーさんは話を続けた。


おねーさん「この先伊良湖岬まで行かれるんですか?それなら恋路ヶ浜に行くといいですよ。
あそこには大アサリをその場で焼いて食べさせてくれるお店が並んでいますから。」



おねーさん、ステキ!

こういうサービスが出来る人が、本当に仕事のできる人だと思うよ。

おねーさん、ありがとう!!



ということで、早々にあかばねロコステーションを後にして、国道42号をさらに西へと進む。

その前に、海をバックにパチリ。


うーん。やっぱり天気が悪いと写真もパッとしない。



さてさて、国道42号です。
海側から一本内側に入った道で、防風林?防砂林?のせいで海はまったく見えず。

海側の道は、サイクリングロードとして自転車に明け渡されているようです。

バイクもその道通れるようにしてくれ!!


進行方向に自転車が5台ほど。

道路は広くなく、車が追い越すにはぎりぎりのスペースしかないのに、
自転車達は2列になって走行中…。

なぜこの細い道で2列になって走る?



自転車の後ろに車が何台かつっかえてる。

ってゆーか、サイクリングロード通れよ!!




イライラしてごめんね。
きっと天気のせいなんだ。


マナーの悪い自転車たちをなんとかやりすごし、しばらく進んでいると上り坂になった。

坂を上ると、



おぉ!


砂浜だ!!



ひゃっほーい!


これだけ海の近くを走っているのに、今日初めて見る砂浜にテンションが上がる。

ちなみに、写真手前に写っている道路は、自転車用のサイクリングロードだ。



…ちくしょう、渥美半島は自転車びいきか。



サイクリングロードの向こう側に砂浜を眺めながら、さらに進むと道が二股に分かれていた。

 恋路ヶ浜 ←   → 伊良湖


迷わず左へGo!!



その先は、広い駐車場になっていて、食事ができそうなお店がいくつか並んでいた。
駐車場は車でいっぱいだ。



俺「先に砂浜行ってみようよ!海だよ、海!」






わーい!




海だー…。





…うみかぁ。




…。


どんより…。




今日はもう一日中こんな天気なのかなぁ…。







気をとりなおして。


恋路ヶ浜までやってきた目的を達成するべく、海を背にしてお店に歩き始めた。
足取りが重いのは、砂のせいなのか天気のせいなのか。

ちなみに、いくつかお店が並んでいたけれどどのお店でも大アサリは焼いて食べさせてくれるみたい。
どのお店もそれぞれのサービスが分かりにくく、差別化出来ていない感じ。


まぁいいか。

あまり考えもなく、真ん中辺りのお店に入ることに。


お店に入るってゆーか、お店の中にいるおばちゃんに「大アサリ一皿ちょうだい!」と声をかけた。


おばちゃん「はーい。今焼くからねー。そのへんに座っててー。」

と言って、おばちゃんはその場でバケツからあさりを取り出し、あさりにナイフを入れ、焼き網で焼き始めた!

おぉ…、これだけでヨダレ出ちゃうよ。



おばちゃん「はい、おまちー。」


焼き立ての大アサリ



それでは早速、いっただきまーす!


うめぇ。

うめぇよ、おばちゃん!

さすがに「大」という字がつくだけあって、ボリュームたっぷり!
肉感というか、貝感というか。
がっつりおなかにおいしい大アサリでした!





大アサリ3つを二人で分けて食べて、帰ろうとすると…ん?


ほーう。ここならキャベツ1個ずつ買えるじゃないか。
1個だけならバイクのリアケースに入るんじゃね?

「おばちゃん!このキャベツも1個ちょうだい!!」



というわけで、妻念願のキャベツも1個購入。


もちろん食べたのは家に帰ってからだけど、正直言ってこの田原のキャベツにはびっくりした!


・葉っぱが堅い
・中がギッシリ、ギッシリ詰まっている
・甘い


本当においしいキャベツでした!
これはたしかに、なかなか名古屋市内では買えない…。




てなわけで、大満足の恋路ヶ浜を後にして、我々は伊良湖港へと向かった!

いよいよあこがれのフェリーに乗船!


期待に胸をふくらませつつ、
しゅっぱーーつ!!


三河湾スカイラインから恋路ヶ浜のルート。