三河湾周遊タンデムツーリング 2011/5/2 伊良湖岬から海をわたる

恋路ヶ浜にてキャベツ1個分重くなったバイクを走らせ、伊良湖港へと向かう。
この伊良湖港は、そのまま道の駅にもなっている。
道の駅伊良湖クリスタルポルト


しかし途中、イヤな案内を見た。
その案内が正しければ…。



伊良湖港へと、到着。
イヤな案内の確認をすべく、フェリーの時刻表を確認。


イヤな案内は、やっぱり正しかった。


俺「あ〜!フェリー行ったばっかりだ!次の師崎行きは2時間後!」

フェリーの時間くらい確認してから来ればよかった。

妻「まじで〜!?2時間もかかるの?」


フェリーがこんなに本数少ないとは思っていなかった。

故郷広島の宮島フェリーは、20分に1本だもんなぁ…。




俺「鳥羽行きは本数あるのにねぇ…。次は20分後。」

妻「行っちゃう?」

俺「行っちゃう?鳥羽?」

妻「行ける?」

俺「うーん。なんとか。大丈夫だと思う。よし、それじゃ鳥羽から行くか!」


てなわけで、急遽行き先を師崎から鳥羽へと変更!
これで、移動距離が+100kmくらい増えた(笑)

おれ、ダイジョブか?



しかししかし、気をとりなおして大事な大事な道の駅のきっぷを買わねば。

道の駅内は、港と一緒になっていることもあり、人が多い。
珍しく駅内にはコンビニもある。
道の駅の売店にしては、きれいなおみやげがたくさん置いてある。



とりあえず、売店のレジ待ち列に並んでみる。
お客さんが多く、列がなかなか進まない。

フェリー間に合うかな…。



もたもたしながら列が進み、自分の番。


俺「道の駅の切符をください」

レジの人「切符はあちらのフェリー切符売り場です。」

俺「道の駅の切符も?」

レジの人「はい。」



そ、そうなのか。
道の駅の切符もフェリーの切符売り場で買えるのか。


がっかりしながら、何も買わずにフェリーの切符売り場で列に並ぶ。


列が進み、もうすぐ自分の番…、
そこで、切符売り場の前にぶら下がっている表示に気がついた。


「自動車・自動二輪の方は車検証をお持ちください」




早く言えって!!


あわてて人ごみをかき分けて外のバイクへ。
ケースから車検証を取り出し、再び切符売り場の列へ!

時間、間に合うか!?


売り場の人「400ccのバイク1台と搭乗者お二人ですねー。6500円です。」


結構するんだなぁ。
と思いながらも支払いを済ませ、今度はバイクの場所に戻り、フェリー乗り場へと進ませる。

なんだか道の駅内を行ったり来たりだ。


慌ててバイクにまたがり、妻が続いて後ろに乗り込み、乗り場へと向かう。

フェリーはすでに着いているようだ。

近づいてみると、バイクが2台止まっている。
その持ち主と思われる人が2人、乗り場の案内の人としゃべっていた。


ふぅ〜、なんとか間に合った。

乗り場のおじさんの誘導で、2台のバイクの後ろに、CB400SFを止める。



おじさん「次の便ね」

俺「え?」

おじさん「ごめんね〜!もうバイクは一杯なんだわ。14台までしから積めんのだわ。」



まじっすか、まじっすか、まじっすか…。



俺「つ、次の便は何時ですか?」

おじさん「12時半だね。あと40分。出発の20分前にはここに来といてね。」




仕方ない…、待つか。。。

ついでに、大アサリしか食べていないので、昼飯がわりに道の駅内でパンを購入。


妻と二人、待合室でパンをかじっていると、10台くらいのマスツーリングのおじさんたちがご到着。
あっという間に、フェリー待ちのバイクはこんなことになってしまった。

おれのCB400SFが見えないYO!


マスのバイクのナンバーは、横浜とか関東の地名ばかり。
GW利用してここまで来たのか。タフだな。


そして、まもなくフェリーが到着。


妻「おー!懐かしー!小さい頃に家族と鳥羽に行ったんだよねー!」



フェリーは伊良湖に着いた乗客を降ろし、車よりも先にまずはバイクが誘導された。
タンデムの妻は降りて、歩行客の列に並ぶ。

ドキドキのバイクでフェリー乗船初体験!

やっぱヘルメットはかぶったほうがいいんだよな。
いいんだよな?
いいんだよな?



おじさんの誘導で、前の2台が乗船。
続いて自分も乗船。

フェリーの左奥、階段の下あたりのスペースに3台縦列。


自分のあとの人は、右奥のスペースに誘導されていた。


なるほど。
車が入れないくらいのスペースにバイクを押し込んでいるんだな。


バイクを止め、ヘルメットを妻の分も含めて2個をホルダーに掛け、手荷物だけ持ち出す。
フェリーの乗務員の人が、タイヤ止めをはめて、バイクを大きなベルトで固定してくれた。


手荷物だけ持って階段を上がる。
おぉー、久々のフェリーだ。

そこで妻と合流。

どこに座るかうろちょろうろちょろ。
とりあえず室内のシートに座る。

結構子どもが多く、自分たち以上にうろちょろしていた。



そうこうしているうちに、フェリーも動き出した。


朝から走り始めて6時間。
さすがに疲れてきたので、しばらくはおとなしく休憩。


妻「見てみてー。iPhoneのマップもちゃんと海の上になってる〜」

おぉ、ほんとだ。
iPhone、ちゃんと海の上でも場所を示してくれるんだ。
すごいな。



30分ほど経ってから、外に出てみようということになり、船の左手の廊下へと出る。
風が気持ちよく、フェリーの船腹から出てくる白い泡を見ていると飽きない。



iPhoneのマップは、ほぼ正確に航路上を動いている。
すごいな。



出発から55分。
フェリーは鳥羽の港に到着する。

自分たちも階段を降り、CB400SFのもとへ。

他のライダー達も降りてきた。



まずは前の方の車から船を降りる。
乗務員が順番に誘導している。

そして、前のほうが空いた頃、今度はバイクのベルトやタイヤ止めをはずしにきてくれた。


自分たちもバイクに跨り、下船準備。

車が出るまで出られないんだよなー、って考えてたら、
あれあれ?前のライダーたち、車の間を縫って行っちゃった。


と、後ろのライダー達も車の間に一気に行っちゃった。


え、おれ最後じゃん?


要領つかめずもたもたしたおかげで、最後に悠々と下船。
鳥羽の港へと降り立ったのだった。


三河湾周遊タンデムツーリング 2011/5/2 蒲郡〜伊良湖岬

いまいちな天気のおかげで、がっかりとした三河湾スカイラインを抜け、今度は渥美半島に向かってバイクを走らせる。

天気はよくなるはずもなく、むしろ寒いくらいで…。
途中のサークルKカイロを買って、お腹に貼って走る

もう5月なんですけどねぇ。


再び国道23号に入り、渥美半島の根元まで。
途中豊川橋のあたりから、いかにも港湾地帯といった感じ。
加工にかかった橋をいくつか抜け、国道259号線との交差地点から進路を西へ変更。

このあたりは田原街道と呼ばれる道路らしい。
その名のとおり、田原市を横断する道路。

畑があったり住宅地があったりする道路で、トコトコのんびり進む。


そんなこんなで、パッとしない道路を進んでいると、道の駅田原めっくんはうすの看板が!

ようやく本日最初の道の駅に到着。


いつもは岐阜の道の駅が中心だけど、さすがに渥美半島の道の駅は岐阜県とは売っている商品が違う。
田原名産のメロンを使ったおかしやワイン、海産物のあさりを使ったせんべいなどが並ぶ。



そして、妻が狙いを定めたものは…




妻「ねーねー!キャベツ買って帰ろうよー!2個で100円だって!こんなに大きいのに安くない?絶対名古屋じゃこんな値段じゃ買えないよー。」

俺「…それ、大きすぎてケースに入らないよね?」

妻「田原のキャベツは甘くて美味しいんだってー!」

俺「いや、でも入らないよね?自分で持つんなら買ってもいいよ!」



結局、ぶーぶー言いながらもキャベツは買わず、道の駅の切符だけを購入して、次の道の駅へと向かう。





今度は渥美半島の南側、国道42号にわたって、道の駅あかばねロコステーションへ!

…えぇ、国道42号もイマイチな感じでした。

せめて海際を走れればいいのになぁ…。


めっくんはうすからあかばねロコステーションまでも、あっという間。
春の畑の風物詩、牛フンのニホヒのする道を進むと、道路左手に道の駅あかばねロコステーションが。


ここは比較的新しい道の駅で、施設も綺麗。
海沿いのカフェテラス的なおしゃれな建物でした。


中も充実していて、渥美半島名物のメロンをカットで食べられるところがあったり、
地元の肉屋さんがだしているフランクフルトやさんもあったり。

早速フランクフルトをいただきました!
肉屋さんがやっているフランクフルトだけあって、うまい!!

どうも調べてみると、田原Πポークという、田原さんの豚肉を使用しているようです。

これは、うまい。
自分の中のフランクフルトランキングの堂々3位にランクインです!

ちなみに、1位は道の駅藤橋で食べられる森本工房のフランクフルト。
2位は道の駅賤母で食べられる三河ポークのフランクフルト。


ここでも道の駅切符を購入。
そして、売店のおねーさんにどうしても食べたかったアレを尋ねた。

俺「大アサリはどこかで食べられませんか?」

おねーさん「ここのレストランでも食べられますよ!」

あぁ、そうなんだ。レストランで食べられるんだ。
と、思ったらおねーさんは話を続けた。


おねーさん「この先伊良湖岬まで行かれるんですか?それなら恋路ヶ浜に行くといいですよ。
あそこには大アサリをその場で焼いて食べさせてくれるお店が並んでいますから。」



おねーさん、ステキ!

こういうサービスが出来る人が、本当に仕事のできる人だと思うよ。

おねーさん、ありがとう!!



ということで、早々にあかばねロコステーションを後にして、国道42号をさらに西へと進む。

その前に、海をバックにパチリ。


うーん。やっぱり天気が悪いと写真もパッとしない。



さてさて、国道42号です。
海側から一本内側に入った道で、防風林?防砂林?のせいで海はまったく見えず。

海側の道は、サイクリングロードとして自転車に明け渡されているようです。

バイクもその道通れるようにしてくれ!!


進行方向に自転車が5台ほど。

道路は広くなく、車が追い越すにはぎりぎりのスペースしかないのに、
自転車達は2列になって走行中…。

なぜこの細い道で2列になって走る?



自転車の後ろに車が何台かつっかえてる。

ってゆーか、サイクリングロード通れよ!!




イライラしてごめんね。
きっと天気のせいなんだ。


マナーの悪い自転車たちをなんとかやりすごし、しばらく進んでいると上り坂になった。

坂を上ると、



おぉ!


砂浜だ!!



ひゃっほーい!


これだけ海の近くを走っているのに、今日初めて見る砂浜にテンションが上がる。

ちなみに、写真手前に写っている道路は、自転車用のサイクリングロードだ。



…ちくしょう、渥美半島は自転車びいきか。



サイクリングロードの向こう側に砂浜を眺めながら、さらに進むと道が二股に分かれていた。

 恋路ヶ浜 ←   → 伊良湖


迷わず左へGo!!



その先は、広い駐車場になっていて、食事ができそうなお店がいくつか並んでいた。
駐車場は車でいっぱいだ。



俺「先に砂浜行ってみようよ!海だよ、海!」






わーい!




海だー…。





…うみかぁ。




…。


どんより…。




今日はもう一日中こんな天気なのかなぁ…。







気をとりなおして。


恋路ヶ浜までやってきた目的を達成するべく、海を背にしてお店に歩き始めた。
足取りが重いのは、砂のせいなのか天気のせいなのか。

ちなみに、いくつかお店が並んでいたけれどどのお店でも大アサリは焼いて食べさせてくれるみたい。
どのお店もそれぞれのサービスが分かりにくく、差別化出来ていない感じ。


まぁいいか。

あまり考えもなく、真ん中辺りのお店に入ることに。


お店に入るってゆーか、お店の中にいるおばちゃんに「大アサリ一皿ちょうだい!」と声をかけた。


おばちゃん「はーい。今焼くからねー。そのへんに座っててー。」

と言って、おばちゃんはその場でバケツからあさりを取り出し、あさりにナイフを入れ、焼き網で焼き始めた!

おぉ…、これだけでヨダレ出ちゃうよ。



おばちゃん「はい、おまちー。」


焼き立ての大アサリ



それでは早速、いっただきまーす!


うめぇ。

うめぇよ、おばちゃん!

さすがに「大」という字がつくだけあって、ボリュームたっぷり!
肉感というか、貝感というか。
がっつりおなかにおいしい大アサリでした!





大アサリ3つを二人で分けて食べて、帰ろうとすると…ん?


ほーう。ここならキャベツ1個ずつ買えるじゃないか。
1個だけならバイクのリアケースに入るんじゃね?

「おばちゃん!このキャベツも1個ちょうだい!!」



というわけで、妻念願のキャベツも1個購入。


もちろん食べたのは家に帰ってからだけど、正直言ってこの田原のキャベツにはびっくりした!


・葉っぱが堅い
・中がギッシリ、ギッシリ詰まっている
・甘い


本当においしいキャベツでした!
これはたしかに、なかなか名古屋市内では買えない…。




てなわけで、大満足の恋路ヶ浜を後にして、我々は伊良湖港へと向かった!

いよいよあこがれのフェリーに乗船!


期待に胸をふくらませつつ、
しゅっぱーーつ!!


三河湾スカイラインから恋路ヶ浜のルート。

三河湾周遊タンデムツーリング 2011/5/2 名古屋〜三河湾スカイライン

いざ国道23号を混み始める前に通過するため、
朝7時に名古屋を出発!

めんどくさい名古屋市内は、名古屋高速を使ってショートカット!
名古屋高速伊勢湾岸道〜豊明IC。


ETCがついていないとバイクは高速の料金所が本当にめんどくさい。
最近は、車の殆どはETCがついているからいいけど、
昔はもたもたしていると、後ろにどんどん車が並んでいったんだよな…。

タンデムなら、料金所の通過もシングルよりはよっぽど簡単!
後ろに乗るタンデマーに任せて、操作だけですむもんな。

今回のツーリングでは、タンデムの良さが至る所で発揮された!


豊明ICを降りてからは、そのまま国道23号に入り、南を目指す。

23号は、ほとんどが自動車専用道路になっていて、大きくて比較的走りやすい道路。
ただし、時間帯によっては大渋滞のどうしようもない道路。

この日は時間も早かったこともあり、スイスイ進む♪
早く出たのが正解だった。

国道23号は、そのうち知立バイパスとなり、片側一車線だけど信号のほとんどない自動車専用道路に。


ここからが、退屈で長かった…。

なにか面白い看板があるわけでもなく、車線変更もできず、ワインディングもなく、信号もない。
それなのにビュンビュン流れるわけではなく、たらたらと車が列を作って延々一本道。

天気も重い曇り空。



うーーん。


つまらん。





スカッとしない道路と天気、嫌気が刺してきた頃に、
左手に開店前の道の駅にしお岡ノ山が。

高速のPAみたいな感じで、国道23号にくっついていた。
なぜか、ツーリングマップルでは「にしお岡ノ上」と表記されていた。

おかげでインターネットで検索してもなんにも出てこない。


というわけで、にしお岡の山は通過。


さらに単調な道が続く。
なんにもない感じの道路を、スローペースで走行。

止まらないだけましか。


道路の反対車線側に、道の駅 筆柿の里・幸田を発見!

にしお岡ノ山と同様に、高速のPAみたいにくっついているようだ。
なんにもない道だけに、通過するだけなのにテンションが上がった!


しかしここで、とんでもないことに気がつく。


妻「てことは、さっきのふたつの道の駅に行こうと思ったら、
  この道を往復しないといけないってこと?」


俺「てことは、道の駅の営業時間に通らないといけないんだよね?
  渋滞確定じゃん!!途中抜けられないし!」



三河恐るべし。

さて、そんなこんなで、いつの間にか岡崎バイパスという名前に変わっていた道も、バイパスの終わりが見えてきた。
道路右側の丘には、でっかいデンソーの敷地が。



バイパスを降り、右手に行ったところにマクドナルドがあったので、マクドナルドで休憩。

ここにきて、この日最初の撮影。
空は、どんより…。

断っておきますが、5月の朝8時前の写真ですよ!

名古屋からマックまではこんなルート。



気をとりなおして。

このまま進むと予定より早く道の駅 田原めっくんはうすに到着するのは営業開始より前になってしまう。

てことで、三河地方のほこるツーリングコース、三河湾スカイラインに突入してきました♪


三河湾スカイラインは、蒲郡市の北部をぐるっと囲む、尾根上を走るルート。
ルートの真中部分からは、北を向けば鳳来寺山を始め奥三河の山々が、南は蒲郡市街と伊勢湾を望むことができる絶景ルート。





国道23号に突然「←三河湾スカイライン」の看板。
左折した先には、反対側から走ってきてであろうライダーがひとり。
会釈だけして、スカイラインに挑む。



清々しい緑に囲まれたワインディングロード、

というよりは、薄暗い曇天の下、湿っぽい山道



天気さえよければもっと気持ちのいい道なんだろうけど…。


ワインディングを繰り返し、一気に高度が上がっていく。
頭上の雲に近くなってきた感じがする…。


尾根から南方は、蒲郡の町並みと伊勢湾が一望!

…できるはずもなく、ガスってて見えない。


その後も、残念な曇り空の下で、あっさりとスカイラインを下っていった…。



天気さえよければ、最高に気持ち良い道なんだろうけどなぁ。。。

マックから三河湾スカイラインはこんなルート。

2011/5/3 三河湾周遊タンデムツーリング 準備編

俺「今度は三河行こうよ」


昨年走っていたのは、圧倒的に岐阜県ばかりで、
その他は、知多半島、たまに三重県

愛知県に住んでいるのに、三河方面にはほとんど行ったことがなく…


だから今年はなんとしても三河
特に、渥美半島の道の駅を制覇したかった。


そこで、GWの2発目のツーリングとして、強く三河をプッシュ!

俺「三河だよ、三河。行ったことないじゃん。」

妻「でもねぇ、三河ってさぁ…」


もちろん、今まで三河に行かなかったにはそれなりの理由があったわけで…

三河方面の道路(国道23号・国道1号)はめっちゃ混むから…。


でもだからといって、渥美半島の道の駅をいつまでもほっておくのも嫌。


師崎の港から海を眺め、いつも嘆く妻を見ているのは、つらかったのです。




妻「この海の向こうには、すぐに道の駅があるのに…、
 どうして、知多半島には道の駅がないの?」



道の駅が、好きなんだね。


というわけで、朝の早い時間に23号を通過して、渥美半島の先端を目指すというルートに。
23号は7時台に通過して、道の駅田原めっくんはうすに、朝9時頃到着する予定だ。
その後、あこがれのフェリーに乗り、師崎から名古屋へ帰るというルート。

ルートはこんな感じ。

まだ通ったことのない道の駅もたくさん通れるし!


妻「田原めっくんはうすに9時だよね?にしお岡ノ山と筆柿の里幸田は、やってんの?」

俺「あ…」


調べたら、どちらの道の駅も朝は9時から。

にしお岡ノ山に9時の予定に変更か…
しかしそんなことをしていては、23号の渋滞に捕まってしまうよねぇ…。


てなわけで、この2つの道の駅は泣く泣く断念して、渥美半島の道の駅だけを目指すことに…。
それでも道の駅3つ行けるし!


というわけで、早起きに備えて、9時には寝るという良い子っぷり!

寝るぞー!

福井県タンデムツーリング まとめ 2011/4/29〜2011/4/30

福井県ツーリング 準備編 2011/4/27〜2011/4/29の朝
出発前日に決まった行き先。
長い長い2日間の始まりだった。


福井県ツーリング 2011/4/29(名古屋〜藤橋)
いきなり雨!?
スタートからつまづくか…?


福井県ツーリング 2011/4/29 (藤橋〜敦賀)
滋賀県で道の駅2つゲット!
いよいよ初の福井県へ突入!


福井県ツーリング 2011/4/29 日本海さかな街でランチ
これぞ海鮮丼!
日本海を食らう!


福井県ツーリング 2011/4/29 敦賀 三方五湖 レインボーライン
今旅のメインディッシュ!
最高の景観が待っていた!


福井県ツーリング 2011/4/29 敦賀マンテンホテル駅前 チェックイン〜チェックアウト
思いの外に快適なホテル。
敦賀の夜の思い出。


福井県ツーリング 2011/4/30 敦賀〜鯖街道
微妙な天気と疲労の中、
古の街道を進む。


福井県ツーリング(in滋賀) 2011/4/30 琵琶湖大橋〜八日市IC
温泉で一休み。
疲れた体に喝を入れ、最後の難所に向けて備える。


福井県ツーリング(in滋賀〜三重) 2011/4/30 八日市IC〜名古屋
道無き道?を進む。
最後に待っていたのは、ツーリングの醍醐味だった。

福井県ツーリング(in滋賀〜三重) 2011/4/30 八日市IC〜名古屋

八日市ICを降りた先のローソンで、一休み。
お店の脇では、地元の中学生くらいの男女が自転車で4〜5人集まっている。
会話の中身はよくわからないけど、デートか?グループデートってやつなのか?

それを見ながらレッドブルを飲み干す自分は、なんだか年をとった感じがした。



さて、休憩もそこそこに、八風街道に挑む!



この八風街道なんですが、行くのをためらうには十分の理由があって…
Googleマップによると、2011/5/11現在を持っても車で通れない道扱いになっている。

八日市ICから、八風街道の途中まで行く経路を設定すると…
このとおり。

途中(B地点のすぐ左あたり)を通れる道として認識してくれていないため、めっちゃ遠回りの道を選んでくれている。

事実、2011年の2月までは車は通れなかったらしい。
今はトンネルが開通し、ちゃんと通れるようになった(らしい)
Googleマップによるとまだ通れないらしいけど…


とりあえず、八日市ICから桑名市までの経路は合成して作成!


はたしてほんとうに大丈夫なのか?
不安を抱きながら、CB400SFにまたがり、妻を後ろに乗せ、出発。





不安とは裏腹に、しばらくは緩やかな登り道がまっすぐ続く。

途中とろい軽トラがいたけれど、とろとろと眠気が出てくるような運転で走る。
この頃には気温も上がってきていて、時間的にも昼寝タイム。

のんびりのんびり進むんだけど、不思議と嫌な感じはしなかった。
のどかな風景が続く。

軽トラはいなくなり、傾斜も少し角度が出てくる。


見えてきたのは、大きな池。

ダムだった。



左手に静かなダムを見ながら、ぐるっと半周するようにバイクで走る。
紅葉の季節はきれいなんだろうなー。

ダムを抜けた先も、ゆるめのワインディングで気持ちの良い森林ルート。
疲れが吹っ飛ぶような気持ちの良い道だ。
リズムよく左右にバイクを振って走れる。
緑の中を走るのは気持ちいい。

と、そこへ、再び現れたとろい車に追いついてしまった。

せっかく気持よく走っていたのに!!


なんだかご馳走を前にお預けを食らっているような気分で、しばらくはくねくね道。
うーーーん。うっとうしい。


なんとか追い越しが出来るチャンスがないかと待っていたら、視界の効く箇所に到着。

向こうの木立の先に、対向車の姿が見えたけど、なんとか行けるかな?

俺「追い越すよー。」
妻「うん。」


スロットルを回して一気に加速!
距離を詰め、車線変更してさらに加速しながら追い越し!

(なーぜかこういうとろい車って、追い越されそうになるとスピード上げるのよねぇ。)

ほとんど追い越しが完了したタイミングで、対向車の姿が正面に見えてきた。


んん〜?

上から…

   赤
 白白白白白
 黒黒黒黒黒
 白白白白白


あれれ?
このカラーリングは…?

パトカーじゃねぇか!!

思わずスロットル緩めてしまった、ビビリ俺。




なんでこんなところ走ってるんだよ。

無駄に心臓をバクバクさせながら、安全運転で引き続き走行。

The・ビビリ俺。


しばらく走ってミラーを見ると、さきほどのイライラとろとろ車の後ろにバイクが3台、車が1台並んでいた。
あの車も道譲ればいいのに…。



両側を森林に挟まれた2車線道路がしばらく続いたいたけれど、急に視界がひらけた。

登坂車線もあるような大きな道路に切り替わる。
それまでの道とは違って、比較的新しい感じの道だ。

スロットルを回して、ギアを上げぐいぐいとスピードアップ。

「トンネル工事の車が行き来していた道なのかもなー」

ミラーを見ると、先程の3台のバイクがだんだん追いついてきている。

どうやらようやく例の車を抜いたみたい。




うちらはへっぽこタンデムバイクなので、速そうなバイクには道を譲る。
登坂車線に移ってやり過ごす。


こういう時、だいたいのライダーは追い越しざまに手を上げて行ったり、頭下げて入ったりしてくれるんだよね。
そういうコミュニケーションも、ツーリングの楽しみ。



この3台のライダーも、順番にうちら二人を追い越し、順番に手を上げて挨拶していく。
「サンキュー」って感じで。


3台目が抜いていったとき、自分と妻も手を振った。
「気をつけてねー」って感じで。


バイクって、こういうトコロが楽しいんだよね。
会話しなくてもコミュニケーションが繋がってくってのが。





妻「今の最後の人は女の人だったね!」
俺「うん、そうだったね。」
妻「かっこいいねー!!」



女性ライダーってのは、かっこよく見えるんだよね。
ヘルメットの下から風になびかれる髪の毛を見ると、絶対に美人に違いないと想像してしまうライダーは、自分だけではないはずだ。



この道の先は、思ったとおり、トンネルだった。
石榑(いしぐれ)峠の難所をパスするトンネル。
このトンネルのおかげで、名古屋・京都の最短ルートが繋がった。


見るからに新しいトンネル。

長いトンネルをぬけると、そこはすでに峠の先。
三重県だ。

下り坂をすすむと、国道306号との交差。

「抜けたー!」っていう達成感が込み上げてくる。


妻「気持ちのいい道だったねー!」
俺「そうだね!いい道じゃーん」




と、交差点の先にはコンビニ。
そのコンビニには、3台のバイクが止めてあった。


おっ。さっきの3台だ。

バイクから降りて立っている3人も、こちらを見ている。
なんだか嬉しくなって、もう一度こちらから通り越しながら大きく手を振った。

あっちの3人(きっと美人に違いない女性ライダーも)も大きく手を振って返してくれた。

「(お互いに)お疲れさーん!」って感じかな。


ほんとにいいねぇ、バイクってのは。



そんなこんなで、桑名に到着。
桑名東ICから高速に乗り、名古屋へと帰還したのであった。


長かった2日間の福井県タンデムツーリングもこれにて終了!
敦賀までは、日帰りで行ける距離だということもわかった。

また日本海さかな街に行くぞー!

福井県ツーリング(in滋賀) 2011/4/30 琵琶湖大橋〜八日市IC

昼前に、大津の道の駅びわ湖大橋米プラザに到着。

この頃には自分も妻も風と寒さで体力を奪われ、敦賀からまっすぐ名古屋に向かわなかったことを軽く後悔していた。

びわ湖大橋米プラザは大型の道の駅。
一度来たことあるところだし、疲れていることもあり、琵琶湖の景観には目もくれず休憩。

あ、おみやげの八つ橋はここで買いました。




休憩しつつ、帰りのルートを検討。
大きく分けて、帰りのルートは2種類を考えていた。


琵琶湖東岸を北上し、米原から国道21号に入って岐阜経由で名古屋へ帰るルート。

もうひとつは、東近江市八日市ICあたりから東へ続く、八風街道国道421号)を通って三重県経由で名古屋へ帰るルート。



21号から帰るのは、馴染みのあるルートで疲れた体には安心感がある。
ただし、かなり大回り。

八風街道を通れば、ほぼ直線距離で名古屋へ帰れる。
この道は今年の2月にトンネルが開通し、石榑峠の難所を回避できるようになったらしい。
この難所のために今まで挑戦したことのない道だ。



しばらく悩んだけど疲れた頭では結果が出ず、とりあえず冷えた体を温めるためにも一度温泉にでも入ろうよ、ということになり、琵琶湖大橋東側にある「みずほの湯」を目指すことに。




国道477号沿いにあるみずほの湯は、思った以上に大きな天然温泉。
男湯女湯二手に分かれ、脱衣所で重たいライダージャケットを脱ぐ。

浴場も広く、温泉の種類もいくつかありそうだ。


ただ今日ばかりは疲労回復の方を優先し、ひたすらひとつのお湯に浸かりっぱなし。
体の芯まで冷え切っていたので、あたたまるにも時間がかかった。

ちなみに、露天風呂は階段を上がって2階にあったらしい。
行かなかったけど。



十分に温まってから、風呂を上がり、2階の休憩室へ。
リクライニングチェアがたくさん並んでいた。
ほどなく、妻も上がってきた。
階段を上がる足取りが重そう。


二人とも、体は温まったけどその分疲れた感じ(笑)



あれこれ相談した結果、八風街道を通るルートに決定!

八風街道の入り口に当たる、八日市ICまでは栗東ICから名神高速道路を利用することに。




疲れた体を奮い立たせ、再びバイクに跨りしゅっぱーつ!



県道11号を南東に進み、栗東ICを目指す。
さすがにこの道は混むようで、たらたらと走っていた。
道中、ファミレスにて昼食。


栗東ICから高速道路。
今までのたらたら走行の鬱憤を晴らすべく、加速!


そのまま一気に菩提寺PAまでたどり着いた。
ここで小休憩をとり、おみやげの生わらび餅を購入。


なお、疲れきっていたためか、琵琶湖大橋以降は全く写真を撮っていなかった!
文章だけでブログ書くのって結構大変だね。


その後も何事も無く八日市ICまで走る。
この頃には、ようやく気温も上がってきていた。



八日市ICを降りた先のコンビニで、レッドブルによるドーピング!


長かったツーリングも、この八風街道を抜ければ名古屋はすぐそこ。
最後の頑張りどころだ!


びわ湖大橋米プラザから八日市ICまでのルートはこんな感じ。



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福井県ツーリング(in滋賀〜三重) 2011/4/30 八日市IC〜名古屋