2011/10/9 高山タンデムツーリング 名古屋〜道の駅明宝 黒唐揚げと熊とマスツーリング

10月の3連休の第一日目。

妻「今日はどこ行こうねー?」
俺「どうしようねー。冬になったら行けないところにしようかー。」

妻「そうだねー。せせらぎ街道行っておきたいなー。」
俺「せせらぎ街道かー。いいねー。しばらく行ってないしね。それじゃその先の高山まで行っちゃおうか。」


というわけで、第一日目はせせらぎ街道を通って高山へツーリングに決定!!




朝8時に名古屋を出発。
めんどくさい名古屋〜一宮〜岐阜は高速でショートカットして、国道156号で郡上へ、郡上からはせせらぎ街道を通って高山を目指すルート。


家を出てまもなく…

妻「結構寒いね。(ジャケットの)中にダウン着てきて正解だったね。」
俺「寒いな!マズイな!」
妻「え?」
俺「ジャケットの下、薄い奴2枚だけで、防寒具なにも持ってきてない。」
妻「大丈夫?寒くなるんじゃない?取りに戻る?」
俺「昼になったら暖かくなるんじゃない?いいよ、このままで。」

これが後々、大失敗を招く。
取りに戻ればよかった…。



早速名古屋高速に乗り、北を目指す。

今日は風が強い!

ちっちゃいバイザーがついているとはいえ、ネイキッドなので走行風がモロに来る。
このバイザーなしだと、もっと風がきつい。

右車線を走るのは辛いので、左車線を80kmくらいで走る。



一宮を越え、名神高速に合流。

妻「え…、大渋滞じゃない?」


料金所の先は、ぎゅうぎゅう詰めの大渋滞!
完全に止まっているわけではないようだけど…。

俺「三連休の一日目だからかな〜?もっと早く出ればよかった!」


無理やりバスの前にバイクを突っ込ませ、タラタラと進む。


タラタラタラタラと進み、意外と予想よりも早く渋滞は解消。


東海北陸道との分岐以降は、完全に渋滞もなくなり、スイスイと進んだ。
先週も通った高速を再び走る。

川島ハイウェイオアシスの観覧車を通り過ぎ、各務原の大きなイオンを通り過ぎ、トンネルをいくつか抜けて、長良川SAに到着。
ここで朝ごはん。


とは言っても食券を買って食べるのは高いからという理由で、売店でおにぎりを購入。
二人でおにぎりを食べながら、作戦会議。

実は高速をどこで降りるかを決めていなかったんだけど、郡上で降りるよりも美濃で降りるほうが600円も安くなるので、美濃で降りることに。
美濃からは快走路・国道156号なのでストレスもなく走れるし。


腹ごしらえも終え、再出発!…の前に。


俺「こんなの売ってたよ!」

売店で見つけて買ってきたのは、関名物(?)の唐揚げ。

妻「黒っ!」

そう、関名物の唐揚げは、ただの唐揚げではなく黒唐揚げ

黒い色は、ひじきの粉を使っているかららしい。
味は、しいたけの味がする。
まずくはないんだけど、いつまでもしいたけの味が口の中から消えない。



長良川SAを出発し、すぐに美濃ICで高速を降りる。
ここからは下道。下道とは言え、美濃からの国道156号は長良川沿いに走る快走路。
高速道路よりもいいかもしれない。


途中、道の駅スタンプラリーのために、美濃にわか茶屋に立ち寄った。


おじさん「あんたら、どこまで行くんだい?」

妻「高山方面まで」

おじさん「高山か。せせらぎ街道かい?」

俺「はい、そうです。」

おじさん「ええのう。せせらぎ街道は標高1077mまであるから、寒いぞ〜。」

俺「そうなんですか!頑張らないといかんですね。」

おじさん「せせらぎ街道の、峠超えた先にはちみつ屋があるだろ?」

俺「はちみつ屋?」

おじさん「おう、そのはちみつ屋を過ぎたあたりでな」

俺「はい」

おじさん「出るんだよ。」

俺「?」

おじさん「熊が。」

俺「熊!?」

おじさん「最初は、黒い何かが落ちとるんかな、って思うんだわ。座っとるで。ほんでも立ち上がったら、ぐわ〜っ!ってなるで、気ぃつけや。」

俺「はァ。」

おじさん「ま、撃って喰ってもいいんだがの。ふぇっふぇっふぇ!まぁ気ぃつけや!」



と、おじさんからアドバイスを頂き、再び国道156号を北上!



今日はまさにツーリング日和の天気で、進行方向にも逆方向にもバイクが多い。
国道156号は一本道なので、いつの間にか自分の周りにもバイクが固まっていた。

妻「ねぇねぇ、先頭になっちゃったよ!」

郡上手前の信号で止まったところ、自分の後ろに4台くらいバイクが止まっていた。」

妻「これじゃマス(ツーリング)みたいだよね!みんなソロなのに!」


俺「よっしゃ!俺についてこーい!」


そしてこの一団は、道の駅明宝までそのままニセマスツーリングとなって走っていった。



郡上までのルートはこんな感じ。

2011/10/2 板取川温泉タンデムツーリング

ひさびさにツーリング日記!
ツーリングに行っていないわけではないんだけど、書くのがめんどくさくてほったらかしになってました。
ごめんなさい。

今日は岐阜県の板取川温泉へ行ってきた!
板取川温泉は、我々夫婦の間でも高ランキングの温泉。
途中の道も、清流板取川のほとりを走るワインディングコースで、大好きなところ。

板取川までのルートはこんな感じ。


俺「途中どこかでラーメンでも食べようぜ〜」
妻「いいねー!」

てなわけで、小さいカセットコンロとガスボンベを持ち、出発!!
途中のバローで、カップラーメンと水を購入。

イヒヒヒ!楽しみ!



今日は出発が11時と遅く、混んでる道はショートカットしたかったので、リッチに名古屋高速を利用!

俺「さらば下界よ!」


ふふふふーん♪

と、鼻歌を歌いながら快調にCBを走らせる。


妻「いい天気だねー♪まさにツーリング日和!」

俺「おう!まさにラーツー(ラーメンツーリング)日和!」

妻「お!いいねー!」

俺「食欲のラーツーって、言うしね!」

妻「食欲の秋でしょ!ってゆーか、ラーツーの秋でしょ!」


バカな会話をしながら、一宮市に差し掛かった頃…


妻「『この先、一宮IC工事のため通行不可』?22号に行く人は一宮南ICで降りろって」

まじっすかー!
せっかく高速に乗ったのにー。


泣く泣く、高速を降りる。
損した気分。



…あれ?

名神高速は行けるじゃん!!


ショック2倍。


泣く泣く、22号一宮の渋滞にはまり、一宮木曽川ICを目指す。




一宮木曽川ICから再び高速に乗り、美濃ICを目指して北上!


ナニゲに、この高速を北に向かって走るのは初めてかも。
ほとんど高速使うのは帰りの時だけだからなー。


ふーん、長良川PAってのがあるんだ。

見る景色も新鮮。



そして、あっという間に美濃ICに到着!

美濃ICからは、県道94号を西へ進み、途中で進路を北へ、板取川を目指す!





俺「おれの勘ではそろそろ右折だ!」

妻「いや、もっとだいぶ先だよ。」


…最近、妻のほうがちゃんと地図読めてるかも。




県道290号はちょっとした峠越え。

秋空の下、気持よくワインディングを走る。

対向車もなく、ラク〜に走れた。


峠の後は、板取川に合流。


俺「あ、あの橋の下あたりどうよ?ラーメン食べようよ」
妻「いいねー!」




バイクを止め、河原に降りる。
川原は日差しが強く、足元の石のおかげで、歩いてるだけで結構疲れる。

橋の下の日陰に入り、ここでコンロの設営!


水がペットボトル500mlしかなかったので、それを二人で分ける。
水、少ない。

時間も適当に測って、いただきまーす!


うん、固い。バリカタや!




うーん、ラーメンの写真撮ってくればよかった。

ラーメンを食べたのは、この橋の下。


気を取り直し、再び板取川温泉へ向けて出発!

ここからは、板取川に沿ってひたすら上流へと走る!


特に楽しいのは、国道256号に入ってから!



いつ行っても透明感の高い板取川を見ながら、くねくねと上流へと走っていく。

今回は写真を撮っていなかったんだけど、5月に行った時の写真があったのでアップ。
水の透明感が写真ではなかなか伝わらない。



川沿いの道ってのが一番好きだ。
心安らげる道だと思う。


目的地の温泉までは、トラブルもなく気持ちよくツーリングを楽しんだ。





俺「温泉とうちゃーく!」

妻「おつかれー!」


というわけで、お昼の2次くらいに温泉へ到着。

板取川温泉バーデェハウス!



今日はお客さんが多かった。

泉質はぬるぬる系、無色透明。
温度も熱くなく、ぬるくもなくちょうどいい感じ。

温泉施設は中には普通の浴場と、ジェットバス、打たせ湯があり、大きめの露天風呂がある。
露天風呂からは板取川を挟んで向こう側にある山が見え、季節の変化を感じられる。
ここの露天が好きで、いつも露天にだけゆったり浸かっている。


しっかり体を休め、風呂から上がって休憩室へ。


…人、多い!

いくつかのテーブルと、広い畳のエリアがあるんだけど、
テーブルは全て埋まっていた。


畳部分は水揚げされたマグロのごとく、老若男女がゴロゴロ横になっている。

いや、「若」はいなかった。

オッサン、オバサン、オジイサン、オバアサン。


ま、まぁ温泉なんてそんなもんだよね。

ともかく、座れるところに腰をかけて、妻を待つ。



がーー、がーー


おっさん、イビキうるせぇ!!





妻もほどなく、風呂から上がって休憩室へやってきた。
開口一番、

妻「まるで老人センターだね」


はい、まさしく。



やっぱり温泉は人が多すぎるのはよくないね。



温泉裏手の板取川風景。


この休憩室では休めないと判断し、となりのおみやげ屋でソフトクリームとじゃがいもドーナツを購入。

この「じゃがいもドーナツ」が、実は地味な名物!


本当は、近くの喫茶店「夢ふうせん」で作っているものなんだけど、おいしいので板取川温泉にも持ってきて販売しているらしい。
ほくほくとして、じゃがいも本来の甘みがじんわりと広がって、安心できるおいしさ。
写真は撮り忘れたけど、一度ご賞味あれ!




帰りは、下道でトコトコと帰ることに。
途中いつも使っていたガソリンスタンドが潰れていたのがちょっと残念だった。


帰りに寄った、道の駅ラステン洞戸は、キウイが名物。
ここになっていたキウイ。


妻「ウブ毛が気持ちいい!」

まだ食べられるほど大きくなっていない子供キウイなので、まさにウブ毛だね。



帰りは渋滞もなく、のんびりと帰れた。
途中鵜飼い大橋のあたりから撮った写真。

正面に見える山が、金華山
頂上に見えるシルエットが、岐阜城

雲に秋を感じる。



帰り道はこんな感じでした。

2011/5/25 夫婦で郡上八幡タンデムツーリング  観光編

郡上に到着した自分と妻は、バイクを城山公園駐車場に止め、郡上の町並みへと歩いて行った。

ちょうど時間もお昼になったし、まずは腹ごしらえ。


以前郡上に来たときにも訪れた、そばの平甚(へいじん)にてお昼ごはん。
結構有名な蕎麦屋らしく、歴史も古いようだ。
イサム・ノグチ氏のサインが飾ってあった。

相変わらず胃の調子が悪いので、おろしそば。
大根おろしは胃にイイらしい。



ここのそばは、もっちもちでほんとうに美味しい。
今のところ、マイそばランキングでは1位である。



空腹を満たしたら、今度は目的のさんぷる工房へ!



さんぷる工房では、店内には本物かと疑ったしまうような食品サンプルが、マグネットやストラップとなって販売されている。
寿司、目玉焼き、みかん、三色団子、ビール、枝豆、焼き鮭…。
海外からの旅行客からも大人気らしい。

今日はサンプル製作体験!


制作を体験できるのは、天ぷら、ケーキ、デコストラップの3種類。
今日は予約なしでも簡単に10分程度で出来上がるデコストラップを夫婦で挑戦!



慣れた感じの店員さんに優しくレクチャーを受けながら、早速つくりはじめた。


店員「まずは土台ですねー。スポンジケーキと、タルトとホットケーキがあります。どれにしますか?」


自分はタルト、妻はホットケーキを選択。



そして、ホイップクリーム(に見えるシリコン)を土台となったケーキに搾り出していく。


最後に、カットフルーツ(のサンプル)を綺麗に並べて出来上がり!


おぉー。写真ではホンモノのケーキに見える。
実物も言われない限りニセモノには見えない。
製作時間10分。

われながら、すごい。



店員「お疲れさまでしたー。奥は工房になっていて、作っているところを見ることもできますから見ていってくださいね♪」


妻「へー!工房が見れるんだ!行こうよ、行こうよ!」


店員「手にとって触れるモノも置いてありますからね」



俺「食べられるモノはないですか?


妻「コラコラ」

店員「全部食べられません…(^-^;)」



この後は、奥の工房を見学し、三色団子マグネットを買って帰った。
その後、三色団子マグネットは会社でイタズラに使用し、見事に2名の同僚が引っかかった!






目的は果たしたし、名古屋へ帰ろうと歩き出すと

妻「あ!あれ!宗祗水!」

細い脇道に、宗祗水の案内が。


おー。こんなところに。
危うく通り過ぎるところだった。

名古屋へ帰る前に、名水百選の宗祇水を拝んで行くことに。



俺「あ!ちょっと待った!これ買ってく!…スイマセーン!」

道路脇の売店で、店の奥のおばちゃんに声をかけ、こいつを購入。


ツーリングでは地ビールは飲めないから、せめて地サイダーを。
郡上サイダーはスッキリして飲みやすい。
これも宗祇水を利用しているのかな?



細い脇道の先には、右手にひっそりと宗祇水が出ている場所があった。
昔は飲料水や生活用水として使用されていたらしいが、さすがに今は使用している人はいないらしい。

…肝心の写真は撮り忘れた。



宗祇水の先は、郡上の街並み中心を流れる吉田川に繋がっていた。


ここ吉田川は、郡上に住む人々にとって生活の中心となる川のようで、小さな頃から川で遊び、大人になっても川で遊ぶ、というような、まさに郡上の人々は川と共に育つらしい。
度胸試しの飛び込みが有名で、地元の小学生達は3〜4メートルある岩場や、もっと高い橋の上から飛び込むそうだ。



吉田川ではウナギのつかみ取りもできる。

…ウソです。
これはさんぷる工房にあったサンプルです。




吉田川を離れ、バイクを回収しに再び城山公園駐車場へ。
坂道にブーブー言っていた妻も、ブーブー言いながらも坂道を登ってきた。

自分は、ヒーヒー言いながら坂道を登った。




俺「せっかくだから、郡上八幡城も行ってみない?」


てなわけで、まだまだ時間もあるしバイクで山道を上り、山頂の郡上八幡城へ。

山頂への道は細く急カーブの連続で、道路には落ち葉が一杯で滑りそうで、車はいったいどうやって登るの!?と思うような道だった。



城の麓の駐車場にバイクを止め、ここからは徒歩。
石垣の間の道を進むと、きれいな花と郡上の街並みが見えた。


そして、山頂にそびえ立つ郡上八幡城に到着!


場内は、郡上の歴史を紹介する展示スペース。
城主遠藤氏よりもはるかに大きく取り上げられるお千代様。


天守閣からは、城下町を一望できる。


妻「この先がせせらぎ街道だよね?」
妻「あ!あそこだ!この間、和良に行く時に通った道!」
妻「あー!あそこはおそば屋さんがあるあたりだよね?」


普段は地図を見ても「今どこにいるのかわからない」という妻だけれども、天守閣からは次々に今まで行ったことがある場所を指さしている。
なんでわかるんだろ?





郡上八幡城を後にし、天守閣から眺めた国道156号線を通り、名古屋へと帰っていった。

2011/5/25 夫婦で郡上八幡タンデムツーリング  ツーリング編

妻「この間の○○ちゃんの結婚式で、入り口のところに郡上八幡のさんぷる工房で作ったウェディングケーキがあったよね。いいなー。」

この一言で、今回のツーリングは郡上八幡になりました。
郡上へは何度か行っているけれど、さんぷる工房はお店に入っただけで体験はしていない。


このさんぷる工房は、いわゆる食品サンプルを作っているところ。
レストランとかのショーケースに置いてある、アレ。
この食品サンプル発祥の地が、今回の目的地、郡上なのです。

さんぷる工房のサイトはこちら。

ここで、食品サンプルの製作体験ができるのです!




名古屋から郡上八幡へは、国道156号を使うのが一般的。
国道156号の美濃から先は、川沿いを走る気持ちの良い快走路。

うちら夫婦もよく走っている、馴染みのあるルート。


出発は7時半頃。
名古屋から国道22号を通って、岐阜市に入る辺りまでがおよそ1時間。
いつものように、マクドナルドで朝食。

朝マックは安いからいいねぇ。
リッチな気分の時は、マクドナルドの反対側にある元町珈琲でゆったりモーニングも、悪くない。



その後は、国道22号をそのまま北進。
まもなく金華山にそびえる岐阜城が見えてくる。

織田信長は、ここから岐阜・名古屋を見下ろしていたんだなぁ。

歴史好きな自分にとっては、何度通っても感慨深いスポット。



金華山をトンネルで突っ切ると、国道156号は真っ直ぐなんだけど、うちらはここで左折。
もう1個のトンネルを抜け、鵜飼大橋を渡る。

国道156号は、岐阜市から美濃市あたりまでは結構混んでいるので、県道94号に迂回するのが、我々夫婦の定番ルート。

鵜飼大橋だけに、迂回ルート。


よっしゃ、サクサク行こう。






県道94号は、しばらくは長良川沿いに進む道路。

左手には、ぶどう畑が並んでいて、シーズンになるとぶどうの直売をやっている。
春はイチゴが売られている。

右手には水量たっぷりの長良川が、キラキラ光りながら流れている。
川の手前には、石の川原。
夏には結構バーベキューとかやっていたりもする。


国道156号が渋滞しているので、それに比べれば県道94号は季節感もあって気持ちの良いルートだ。



長良川から少し離れて、しばらく道なりに走ると、右手に道の駅むげ川
だけど、今日は通過〜。

特別なものが何もない道の駅なので、疲れている時以外は基本的に通過してしまっている。
むげ川、ごめんね!


その後も県道94号を進んでいると、県道94号は直角に右に曲がる。
そのとおりに曲がって進むと、もうすぐ美濃ICだ。


でも今日は下道なので美濃ICは無視。
この先の道をカットしてしまうのはもったいない。


県道94号は、高速道路の下で国道156号にぶつかる。

ここからは、国道156号を北上、この先郡上までは道なりに真っ直ぐ。



なんだけど、ここで休憩も兼ねて道の駅・美濃にわか茶屋に立ち寄る。

ここは結構大きめの道の駅で建物も綺麗。
トイレもきれいだし、自販機もあるし、座って休めるところもあるので休憩ポイントにはおすすめ!

俺「よーし、行くぞー」
妻「あーい」


美濃にわか茶屋から先は、お待ちかねの快走路!


左手に長良川を眺めながら、ストレスなく走れる。
攻めるようなワインディングはないけれど、ゆるやかな連続カーブを走れるこの道は、タンデムツーリングにはおすすめ!


後ろのシートから、妻が何枚か写真を撮ってくれた。




うーん、いいねぇ。長良川


そんなこんなで気持よく郡上へ到着。
バイクは、郡上八幡のすぐ下にある、城山公園駐車場が無料となっているので、ここに停めた。


俺「公園に誰かの像があるみたい。ちょっと見てくる!」


ほほーう。
これは…?



妻「誰の像?」


俺「うーん…、山内一豊?」






山内一豊って浜松の人じゃなかったか??




…あ、あぁ。
山内一豊の妻のお千代様が郡上出身の説があるってことか。



写真の片隅に映る郡上八幡城とは縁もゆかりもないらしい。

郡上八幡城城主・遠藤氏はどこへ行ったのか…。



しかも、郡上おどりはお千代様を偲んで行われるとか書いてあるし!




お千代様の像を後にして、城山公園を下る。

公園は城山の中腹。
傾斜の強い下り坂を見下ろし…



妻「え〜!帰りはここ登らないといけないの〜?」




置いて帰るか。

三河湾・伊勢湾周遊タンデムツーリング 2011/5/2 はんぺい茶屋〜名古屋

はんぺい茶屋でお腹いっぱいになったので、そのまま妻とルートの相談。
もともと想定外の三重県なので、ルートの目星もつかず…。

妻「とりあえず、四日市あたりから高速に乗るんだよね?」

亀山ICあたりから四日市ICまで、長い渋滞との情報が入ってきていたので、その渋滞を回避して高速に入る予定。
てなわけで、当面の目的地は四日市IC。

俺「うん。四日市ICまでは下道だけど、23号は混んでるよね…。国道306号だね。」

てなわけで、国道23号の渋滞を避けて国道306号を経由しつつ、四日市ICを目指すことに決めた。


俺「ここ(はんぺい茶屋)から国道306号までは…、この県道650号を通ってみようかな。」


というわけで、四日市ICまではこんなルート


はんぺい茶屋を後にして、四日市ICへ向けて、しゅっぱーーつ!!


CB400SFを走らせ、出発して程なく、住宅地の中に突入。
車では絶対に通りたくない入り組んだ細い道を、軽やかに進む。

俺「次どっちー?」
妻「左ー。そのあと右ー。」


入り組んだ道ではツーリングマップルも役に立たないので、後ろから、妻がiPhoneのマップを見ながら誘導。
iPhone便利だー。
タンデム楽だぁ。


住宅地と、畑を交互に抜け、須賀神社というところを抜けた先で、県道650号は森の中の道へ進んでいく…。


俺「ほんとにこっち?」
妻「うん、あってるよー。このずっと先で、国道306号とぶつかるよ」


車は通れそうもない細い道を、バイクで進んでいく。
左手は完全に林。右手は林の向こうに住宅地があるみたい。



途中舗装路がなくなり、砂利道のところも…。
そのうち住宅地のあたりも抜けて、人気が全くなくなってしまった。


俺「ほ、ほんとにこっち?」
妻「うん、ずっと一本道」


なんとなく、心細くなってきたのでここらで記念撮影。


後ろはこんな感じ。


…ずいぶん遠くまできたもんだ。




不安になるのをぐっと抑えて、ゆっくりと進む。
道は狭いけど急なカーブはなく、砂利の上を気をつける程度で、操作自体は難しくない。





ゥゥゥーーーーーンンン





ん?なんか聞こえた?


ウゥゥゥぃーーーーーンンンッ


お、車かな?
こんな道ですれ違うのはイヤだなぁ。



ヒュウゥぃーーーーーンンンッ!!



あれ?
なんか違うぞ??


ヒュゥーーーン!
ヒュウウィィイーーーーーーンン!!!



妻「あ、鈴鹿サーキットだ!」

俺「まじで!?」




たしかに、右手の林の向こうにサーキットがあって、車が走っている??

妻「ここからサーキットをタダ見できるね!!」



地図上では鈴鹿サーキットはまだまだ先のはずなんだけど…。
(家に帰って調べたところ、これは鈴鹿ツインサーキットというところだったらしい。)



突如現れたサーキットにドキドキしている間に、山道も終わりが近づいてきたみたいで、

俺「おぉっ!!抜けたか!!」
妻「お疲れー!国道306号でーす!」

無事、国道306号に合流!
県道650号、地図上ではこんなに短かったのに、小さな大冒険でした。



国道に入ってしまえばあとはテキトーに走るだけ。
快走路とは呼べないけれど、山道に比べればマシか。

面白みがないぶん、山道のほうがいいのかな?






しばらくは道なりに進む…、が。

俺「……」

妻「どうしたの?疲れた?大丈夫??」

俺「……胃が。」

妻「胃??」

俺「……胃が、キモチワルイ」


ここ数日調子の悪かった胃が、ここに来て胃酸大放出!?
さっきはんぺい茶屋で食べた天ぷらの影響か…。



ちょうどいいところにコンビニがあり、ここで休憩。
妻がいつも携帯しているお薬セットの、大正漢方胃腸薬を飲んで一休み。


ツーリングで、何度このお薬セットに助けられたことか…。




しばし休憩しつつ、改めてルート確認。

俺「もう鈴鹿ICから乗らない?」

妻「高速?混んでないかな?」

俺「混んでても四日市まででしょ。大丈夫だと思うよ。」



もはや疲れきっていたこともあり、四日市ICまで行かず鈴鹿から乗ることに変更。
ごめん、もう疲れたんだ…。



鈴鹿ICはすぐ近くだったので、すぐに高速に入った。

渋滞があるかなー?と思ったけど、全くなし!!


そのまま一気に名古屋へと向かった!
疲れたときには、高速に限るね…。


でも、高速に乗るとブログに書くことがないねぇ。

三河湾・伊勢湾周遊タンデムツーリング 2011/5/2 伊勢〜はんぺい茶屋

妻「反対側、すっごい渋滞だね…」

伊勢西ICから伊勢自動車道に入った。
そのあたりから、反対車線は長い長い渋滞が続いていた。
10kmくらいはあったんじゃないのかな。

それもそのはず、伊勢から津までは試験的に無料区間になっているみたい。
伊勢方向ほどではないけれど、津方向も結構車は多い。

そして、電光掲示板にはこんな文字が。

亀山〜四日市 渋滞20km


やめてくれ〜。

高速を降りたとしても、23号線や1号線が高速より渋滞していないなんて考えられない。

道中はずっとどこかに裏道はないか?と考えていたけれど…、思い当たらず。
妻のiPhoneもさすがに高速道路運転中では危なくて使えないし。

とりあえず、渋滞になる前におりて、四日市ICあたりで再び高速に入るつもりで、とりあえず走った。


高速道路は楽しくはないけれど、信号がないからストレスにはならないから良い。
頑張ると疲れるから、時速80〜90キロあたりでゆったり走行。

CB400SFだとこのくらいのスピードはゆったり走れるからいいね。


結局疲れもあって、はっきりとルートも決めないままどんどん進んだ。




とりあえず、無料区間いっぱいの津ICで高速を降りた。

当然のように、IC降りた直後から渋滞。
そりゃそうか。





信号停車中に地図を見て、道を探す。

うーん、頭が働かん。



とりあえず、北方向に進めばいいや、と国道23号を北上。
このあたりは国道23号が2本あって、たぶん沿岸部は超渋滞だったんだろうけど、こっちの内陸部はそれほどでもない感じ。


おなかもすいて疲労もいっぱいだったので、コンビニでもいいから休めるところはないかと探しながら、たらたらと進む。


妻「この先にサークルKがあるよ!次の信号を左!」

俺「おぉ、コンビニか。れっつごー…」


おれのツーリングマップルにも乗っていないコンビニを、iPhoneはきっちり探してくれた!
ほんとタンデムでよかった。




妻の案内に沿って進み、サークルKを発見。

妻「着いたー!…、あれ?奥の建物なに?」




サークルKの駐車場の奥には建物が見える。
看板は…「はんぺい茶屋」


俺「茶屋だって!中ではんぺん食べられるのかな?」

妻「えー!いいじゃーん!行ってみようよー!」



はんぺんと聞いて、練り物好きの二人の胃袋が燃え上がった。


「いらっしゃいませー!!」

店に入るなり、威勢のよい声が聞こえる。


店内は、入口近くに四角いテーブルに椅子が並んでいる。

右手には20種類ちかくあるはんぺんが並んでいる。

正面のカウンターには、なんだかガラの悪そうな兄ちゃんらが、爽やかに並んでいる。


兄ちゃん「いらっしゃいませー!!」


俺「ここで食べられるんですか?」

兄ちゃん「はい。この注文用紙に書いてもらえたらすぐに揚げますから、揚げたてを召し上がってください!」




兄ちゃん、ガラ悪そうに見えるのに、爽やかでかっこえーな!!



てなわけで、練り物好きの二人は天ぷらを物色。

ちゃんと小さく切った試食用の天ぷらがある。

俺「これおいしい!!」
妻「スモークサーモン天たべた?おいしいよ!」

試食だけで大はしゃぎ。


たくさんある中から選んだのは

・玉ねぎ天
ツナマヨ
・スモークサーモン天
ごぼう

の4つ。
注文用紙に書いて、別のガラの悪そうな兄ちゃんに渡す。

兄ちゃん「ありがとうございます!揚がったらお呼びしますのでしばらくお待ちください!」


テーブルにて、しばし待つ。
結構お客さんも入っていた。
地元の人だろうか。
みんな揚げたてを持って帰っている。




お。
うちらのもできたようだ!


おぉー!並んでいた実物を見て頼んだんだけど、それにしてもデカイ!


でかいのに、1枚80円とか100円とかそんなもん!


揚げたてなんてうまいに決まっているかもしれないけれど、



そりゃーもう当然のように超うまい!




結構なボリュームだったけれど、ガツガツ食べちゃっちゃよ。
お腹いっぱい!


妻「夕飯もこれとごはんでいいんじゃない?」
俺「それイイネ!」



てなわけで、食べた直後なのにさらに夕飯用に買っていくことに。

今度はすぐに食べないから、揚げたてではなく並んでいるやつを購入。


兄ちゃん「そこのでいいんですか?すぐに揚げますよ?」


兄ちゃんら、夜にコンビニの前にいたら絶対に近づかないけど、
マジかっこえーよ!!
そういう気遣いができる人ってのは、いるだけでうれしくなっちゃうよ!


というわけで、感動しながら夕飯をゲット。


これは偶然だったんだけど、いいお店を見つけた。
今度近くまで来たら、必ずまた来ますから!!


魚歳食品 はんぺい茶屋
魚歳食品/はんぺい茶屋永遠の若大将日記

お店のホームページと、若大将のブログがあったからリンクを貼っておいた!
若大将の人柄あふれる文章。
ちょうどうちらが行ったあたりから、ブログの更新がないけど大丈夫か?

三河湾・伊勢湾周遊タンデムツーリング 2011/5/2 鳥羽〜伊勢 伊勢志摩スカイライン

人生初のバイクでフェリーを体験し、鳥羽の港へと到着した我々。
せっかく鳥羽まで来たのだから、道の駅切符コレクターとしてはこのあたりの道の駅もチェックしておきたいところ。

妻「どこか道の駅ある?」

俺「近くには、ないねぇ。。。」

妻「…あ!」

俺「どうした?」

妻「クリスタルポルトで道の駅切符を買うの忘れた!」

俺「あ!!」



伊良湖港でのドタバタで、大事な道の駅切符を買い忘れてしまった!



妻「また…、伊良湖まで行かないといけないの…?」



またあの退屈な23号、42号を通って伊良湖へ行くというのは、気が重い…。






気をとりなおして、鳥羽からは伊勢志摩スカイラインを通って伊勢へ抜けることにした。
ルートはこんな感じ。

妻が前々から気になっていたルートで、頂上付近の展望台には足湯があるらしく、伊勢湾を山上から眺めながら足湯に浸かれるとのこと。
足湯好きとしてこれは行かねばなるまい、疲れたし。


地図を見ての通り、ワインディングもほどよくありそう。
レッツゴー!



てなわけで、鳥羽港から道路に出て右折、道なりに走るとすぐに伊勢志摩スカイラインの案内を発見。ここで左折。

料金所にて、妻が860円を支払い、しゅっぱーーつ!!
うーん!タンデムは料金所が楽だ!


目指すは頂上!
くねくねとワインディングロードを進みながら、高度を上げる。
鳥羽の街並み、伊勢湾の島々が徐々に見えてきて、後ろの妻が歓声を上げる。

妻「わー!すごーい!見て見てー!」

俺「見てたらぶつかる!!」

バイクを傾けながら、チラチラ眺めるが、高度が上がるにつれて見える範囲が広がっていく。
相変わらず空はどんよりしているし、体は疲れ始めているけれど、流れる景色にテンションは上がる。

いいねー、これくらいのワインディングは走りやすくて気持ちがいいよ。


これは家に帰ってから調べたことだけれど、wikipediaによると、朝熊山(伊勢志摩スカイライン)の項目には次のように書かれていた。

クロソイド曲線を利用し、鳥羽湾などのリアス式海岸が見通せるように設計されている

続いてクロソイド曲線の項目。

クロソイド曲線とは緩和曲線の一種。ドライバーがこの緩和曲線上を、車の速度を一定にし、ハンドルを一定の角速度で回したときに車が描く軌跡がクロソイド曲線である。
直線の道路から急カーブに入ったところで、スピードを出し過ぎてヒヤリとした経験を多くのドライバーは持っているだろう。規格の低い道路などで、直線の道路に円弧の道路を直接接続すると、曲率半径の変化に不連続性が生じ、自動車なら急なハンドル操作、バイクなら急なバイクの倒し込みを行わなければ円周上をトレースできない。(略)そのため、直線と円弧とを繋ぐ中間にクロソイド曲線などの緩和曲線が挿入される。

まぁつまり、ワインディングが走りやすくなるように設計されているってことみたい。

日本中の道路がクロソイド曲線になればいいのに。




そんなわけで、クロソイド曲線のワインディングを気持ちよく上っていく。
緑をかき分けて進んでいるみたいな感覚で、気持ちの良い道路だ。

天気は相変わらずどんよりしているけれど、そんなに悪くは感じない。

むしろ、山頂付近は道路の向こう側が雲の色一色にみえて、雲海の上を道路があるようにも見える。


さてさて、山頂の展望台に到着。
横浜、埼玉などの関東ナンバーの車やバイクがたくさん停まっている。

みんなすごい遠くから来ているんだな。
さすがゴールデンウィーク



空いているスペースにバイクを止め、展望台に上がってみた。

階段を上がった先の展望台には、足湯が!
入湯料(100円)を入れる箱がそばにあって、ふたり分のお金を入れてさっそく浸かる。

5月なので、足湯には菖蒲が入っていた。菖蒲湯だ。

そして足湯展望台からの眺めが、こちら。


天気がよければ伊勢湾の遠くまで見えるんだろうけど、それでも山頂で足湯に入りながら眺める景色は気持ちがいい!

脚が赤くなるまで温まったので、今度は腹ごしらえ。
下の売店に色々美味しそうなものが売っていたので行ってみることに。

疲れた脚が軽くなった感じだ。



妻「うーん、あれ。あれにしよう。あれは美味しいと思う。」

売店では、妻が大きな草だんごをチョイス。
和菓子にはうるさい妻が見抜いた、この草だんご。
大当たりだった!

注文をしてから焼いてくれて、あんこもたっぷり!
これがだんごもあんこも、うまい!


う〜ん、だんごは妻の言うとおりに買えば間違いない!



お店のおじさんおばさんも、焼いている間に気さくに話しかけてくれたが、聞くところによるとこの道も事故が多いらしい。

おじさん「昨日もポルシェとバイクが正面衝突したらしいよ。」


悪いのは車線を完全にポルシェの方だったらしいが…。
バイク乗りは自分が安全に乗っていても、相手の悪い運転に巻き込まれると文字通り命取り。
気をつけて運転しないと。




気を引き締め直して、伊勢志摩スカイラインの下りにしゅっぱーーつ!!




…なぜか、いつも上りは印象に残るのに下りは印象が弱い。
どうしても下りのワインディングが苦手だから、操作にばかり気がいっちゃうのかな〜?


あまり印象のないまま、伊勢志摩スカイラインを下り、出てきた先はちょうど伊勢神宮の内宮と外宮の間あたり。
ってことはつまり、渋滞


気持ちよく走ってきた後だけに、上がっていたテンションも一気にダウン。

とはいえ、どうしようもないので我慢しながらすこしずつ進む。
この道を真っすぐ行けば、伊勢自動車道の伊勢西IC。

ここから一気に名古屋へ帰る予定!
もう少し、がんばるぞー!